新潟県で育てられるブランド豚
皆さんは新潟のブランド豚の名前をいくつ知っていますか?
スーパーなどで○○ポークや○○豚といった表示を目にすると思いますが、そういった豚肉は全てブランド豚なんです。新潟県内だけでも多くの種類のブランド豚が飼育されており、日本全国では実に400種類以上にのぼると言われています。
そんなブランド豚の中でも、新潟で育てられている豚はどのくらいいるのか、その種類などを少し紹介したいと思います。
新潟県の主なブランド豚
- 朝日豚
- 甘豚
- 越後あじわいポーク
- 越後米豚 越王
- 越後村上岩村豚
- 越後もちぶた
- 北越後パイオニアポーク
- 越乃黄金豚
- 佐渡島黒豚
- 純白のビアンカ
- しろねポーク
- 津南ポーク
- 妻有ポーク
朝日豚(あさひぶた)
《 生産地:新潟県 村上市 》
■ 主な特徴
クリーンポーク認定農場であり、HACCP方式を取り入れた安全性の高い豚肉。
肉質はキメ細やかで、豚肉特有の臭みがない。
保湿性が高い肉質でありながら、ほどよく脂がのって水っぽさがない。
ほのかに甘く、クセがない 。
甘豚(あまぶた)
《 生産地: 新潟県 新潟市 》
■ 主な特徴
なるべく薬を使用しないオリジナルの飼料を与え育てられる。
豚の臭みがなく、甘みが強くあっさりとした味わい。
自家配合の飼料を与え、豚の出産から精肉の販売加工まで家族で行っています。
越後あじわいポーク(えちごあじわいぽーく)
《 生産地: 新潟県 新潟市 》
■ 主な特徴
素豚は4世代かけて生産するプログラムを採用した安全な豚肉。
肥育期には、抗生物質を含まない飼料を与え育てられる。
とうもろこし、麦、さつまいもを与え育てられる。
ジューシーな赤身と脂身の甘み。
越後米豚 越王 (えちごこめぶたこしおう)
《 生産地: 新潟県 新潟市 》
■主な特徴
新潟の米を食べて育てられる。
さっぱりした食味とうま味。
越後村上岩船豚(えちごむらかみいわふねぶた)
《 生産地: 新潟県 村上市 》
■ 主な特徴
豚肉の風味を良くするため、とうもろこし配合割合を減らし、油脂含量の少ない飼料を配合。地元産の飼料米(30%)を与えている。
脂肪酸バランスが良くドリップが少ない、 ジューシーで軟らかな肉質。
越後もちぶた (えちごもちぶた)
《 生産地:新潟県 新潟市・新発田市・関川村・弥彦村・燕市・長岡市・上越市・魚沼市・南魚沼市・津南町 》
■ 主な特徴
飼料はとうもろこしが主体。
肉質がきめ細やかで柔らかい。
臭みがなく、脂身にはかろやかな甘みがある。
コンサルタント獣医による生産管理を行っている。
北越後パイオニアポーク(きたえちごぱいおにあぽーく)
《 生産地: 新潟県 新発田市 》
■ 主な特徴
クリーンポーク認定農場、安全性が高い。
JAグループの豚肉として定められた指定配合飼料を与えられる。
肉質はきめ細かく締まりがよい。
越乃黄金豚(こしのこがねぶた)
《 生産地: 新潟県 村上市 》
■ 主な特徴
甘みのある良質な脂とやわらかくコクのある赤身。
純白で良質な脂肪は融点が低く、やわらかく食べ飽きしない。
ビタミンE、α-リノレン酸の含有率が一般的な豚肉より多い。
佐渡島黒豚 (さどしまくろぶた)
《 生産地: 新潟県 佐渡市 》
■ 主な特徴
クリーンポーク認定農場。
放牧肥育で高タンパクな赤身と良質な脂肪が特徴。
黒豚独特の甘みがあります。
純白のビアンカ(じゅんぱくのびあんか)
《 生産地: 新潟県 阿賀野市 》
■ 主な特徴
佐藤食肉とヤスダヨーグルトと長岡農場と連携し作り上げたブランド豚。
ビアンカとはイタリア語で「白」という意味で、ホエイの色や雪国新潟で育てられたという意味を込めて命名。
しろねポーク (しろねポーク)
《 生産地: 新潟県 新潟市白根地区 》
■ 主な特徴
肉質が柔らかく、脂身に甘みがある。
豚肉特有の臭みがない。
つなんポーク(つなんぽーく)
《 生産地: 新潟県 津南町 》
■ 主な特徴
独自飼料に海藻、ミネラルを与え、地域内の種豚ブリーダーから系統造成豚を使用。
クリーンポーク認定農場。
まろやかでクセの無い脂身、ビタミンEが3倍、オレイン酸は10%アップ
豚肉特有の臭みがない。
妻有ポーク(つまりぽーく)
《 生産地: 新潟県 十日町市・津南町 》
■ 主な特徴
HACCPに基づく衛生管理やトレーサビリティシステムを実践。
クリーンポーク認定農場。
第36回日本農業大賞受賞。
子豚期から抗生物質を与えない飼育。
脂身の融点が低く、甘みがあり、肉質はきめ細やかで柔らかい。
まとめ
いかがでしょうか?新潟だけでもこれだけの数のブランド豚が育てられ、全国の食卓で食べられています。今回紹介した豚肉以外にもまだ新潟県内にブランド豚がいると思いますが参考にしていただけたら嬉しいです。
こうやって豚肉の特徴を並べてみると、正直なところ、味については似たような表現が多いなと感じましたが、食べてみると豚ごとに全く違う味わいなんですよね。是非ご自身で食べ比べて好みの豚肉を探してみてください。
(※資料参照 銘柄豚肉ハンドブック 2018 食肉通信社)
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